分散投資の有効性


 2004年の年末から2005年の年始にかけて、ポンド円は一ヶ月で
 203円台から189円台へと暴落しました。
 もし、年末の高値である、203円台でロング10枚をまとめ建てした場合の
 損失はいかほどなのでしょうか?
 そのときの予想される金額を計算してみました。(表1)


(表1)


 結果、130万以上もの損失が発生することがわかりました。
 恐ろしい金額ですよね。破産する人も多いのではないでしょうか。
 では、これほどの損失を抑えるにはどうしたらいいでしょうか?
 ためしに1円幅で一枚ずつ買い下がっていき、最終的に10枚に
 なるように建てる方法で、予想される金額を計算してみました。(表2)


(表2)


 結果90万程度で結局10枚建てているにも関わらず、損失金額を
 100万円以下に抑えることができました。
 ではこの損失をもっと抑えるにはどうしたらいいでしょうか?
 試しに買い下がり値幅を1円から2円幅にして計算してみました。(表3)


(表3)


 結果、さらに損失を50万円台に抑えることができました(笑)
 8枚しか建てることはできませんでしたが、まとめ買いのときよりも
 約3分の1にすることができました(笑)

 これらのことから・・・
 1 まとめ買いより、できるだけ分散して建てること
 2 買い下がり値幅、売り上がり値幅は大きいほどいい

 ということがわかり、防御力の高いポジ建てを行うことができます。







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