機関投資家と市場形成
 著作権者
 五黄の寅さん


 「現物のヘッジで開発」されたとの理論システム面から
 同一作用が存在するとの帰結をされておりますが
 「現実運用面」からの問題点が存します。

 寅の父は商品先物で50年以上「投機行為」を実践しており
 寅自身も日本での為替証拠金取引開始とほぼ同時に「投資行為」
 に参加し、6年が経過しております。

 日本の商品先物取引は、建前ヘッジシステムはともかく
 実需業者が不在の完璧な投機市場です。
 一部業者・有力仕手集団の玉により極めて容易に相場形成が
 可能ですから、父の投機手法は、如何に仕手集団の動きに便乗し
 且つ、仕手集団破たん前に逃げどころを見極めることを重視しておりました。

 市場性を個人レベルまで拡張した為替証拠金取引システムでは
 世界的為替市場の巨大流通量により、巨大ヘッジファンドと言えども
 継続的市場形成力を有せず、ある意味市場適正手続きが保全されております。
 一時的なら、世界最大の仕手機関である日本財務省国際局(実戦部隊日銀)
 の介入市場形成が成功するときも存在致しますが
 これは「リスク」を考慮せず100億ドル単位の資金を動かせるからであり
 運用資金の収益との「リスク管理」が存在する巨大へッジファンドと言えども
 市場トレンドを転換させるだけの能力は有しません。

 ・・ただ、為替証拠金取引参加者も商品先物市場参加者同様
 大多数が損失破綻、市場退場を余儀なくされていることは残念ながら事実です。
 寅の経験では、為替知識習得に努力していた方達でも
 現在まで継続して生き残っている方は極めて少数です。
 伝説のデイラー、ミスター円、・・と称される方達の
 為替予測を為替取引で実行すれば、ほぼ破産する現実が為替取引
 の予測困難性を証明していると思われます。
 有能な分析手段を有するヘッジファンドですら、昨年度の為替取引
 リターンが年率数パーセント(赤字ファンドもかなり存在します。)
 の世界であることは十分理解する必要があります。

 但し、為替証拠金取引は、システム流通量面で
 「継続的八百長(仕手筋・投機仕掛)」が存在不可能ですから
 事前資料分析・謙虚で「柔軟な頭脳」と「瞬発決断力」を養成すれば
 市場で勝ち残ることは可能と思われます。






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